美しい人が、美しい人を好きになる。
それだけで、こんなにも画面を見ていられるのかと思う。
『恋慕』は、男として生きなければならなくなった女性と、
彼女を男性だと思ったまま惹かれていく男性の宮廷ロマンス。
秘密を抱えた恋には切なさがあり、王宮には陰謀もある。
決して軽い物語ではないのに、観終わって真っ先に残ったのは重さではありませんでした。
パク・ウンビンとロウン。
とにかく、二人が美しい。
しかもパク・ウンビンの男装があまりにも凛々しくて、
最後までどこかBLを観ているような不思議な感覚も消えない。
全20話は少し長く感じたけれど、ストーリーには飽きずに完走。
美しい二人を見るために観ていたような気もしないでもない。
でも、それでいい。
終わり方まで含めて、しっかり満足できた作品です。
どんな人におすすめ?
- どんな人に向いてる?
-
男装ヒロインが好きな人、宮廷を舞台にしたロマンスをじっくり楽しみたい人に。
恋愛だけではなく、出生の秘密や王宮内の権力争いも絡み、物語は最後までしっかり動いていきます。
そして何より、パク・ウンビンとロウンの組み合わせ。
二人が並んだときの美しさに惹かれたら、それだけでも20話を追いかける理由になります。
- 逆に、向いていない人は?
-
テンポよく進む短めのドラマが好きなら、全20話は少し長く感じるかもしれません。
宮廷内の権力争いもそれなりに描かれるため、ロマンスだけをサクサク観たいときにはやや遠回りに感じるところも。
じっくり時間をかけて、二人の関係が変わっていく過程を楽しむ作品です。
こんな日に観てほしい
とにかく、美しい韓ドラが観たい日に。
衣装も宮廷も、そしてパク・ウンビンとロウンも美しい。
簡単には結ばれない恋に少し切なくなりながら、それでも最後にはちゃんと満たされたい。
そんな日に、ゆっくり浸かりたい作品です。
作品情報
・配信日:2021年10月11日
・エピソード:全20話
・ジャンル:時代劇/ロマンス
・演出:ソン・ヒョンウク、イ・ヒョンソク
・脚本:ハン・ヒジョン
・出演:パク・ウンビン、ロウン、ナム・ユンス、チェ・ビョンチャン、チョン・チェヨン ほか
あらすじ
王室に生まれた男女の双子。
しかし、王室において双子は不吉とされ、女児は存在そのものを消されることになります。
密かに命を救われた女児・タミは、やがて宮女として王宮へ戻り、
自分と瓜二つの双子の兄イ・フィと再会。
ところが、ある出来事によって兄が命を落とし、タミの人生は大きく変わります。
兄に代わり、世子イ・フィとして生きることに。
女性であることを知られれば、すべてが終わる。
誰にも正体を明かせないまま孤独を抱えるイ・フィの前に現れたのが、
かつてタミと出会っていたチョン・ジウンでした。
イ・フィの秘密を知らないまま、少しずつ惹かれていくジウン。
決して知られてはいけない秘密と、隠しきれなくなっていく想い。
王宮に渦巻く陰謀の中で、二人の恋が動き始めます。
『恋慕』は、どこで観られる?
感想
パク・ウンビンとロウン。ただただ、美しい

観終わったときの感想は、
「ウンビンもロウンも美しい」
という言葉。
久しぶりに振り返っても、まず出てくるのはやっぱりそこ。
男装しているパク・ウンビンが、ただ女性が男性の格好をしているという見え方ではなく、
きちんと“世子イ・フィ”として凛々しい。
華奢なのに弱々しく見えず、冷たさをまとった表情もよく似合います。
そこに、長身のロウン。
二人が同じ画面に収まるだけで絵になる。
宮廷の華やかな衣装も世界観も美しいけれど、結局いちばん目を奪われたのは、この二人でした。
不思議な感覚

視聴者は最初から、イ・フィが女性だと知っています。
だから、物語としては男女のロマンス。
それなのに、観ている感覚は少し違いました。
ジウンは、イ・フィを男性だと思っている。
それでも惹かれていく。
パク・ウンビンの男装があまりにも自然だからなのか、
二人が近づくほど、不思議な感覚になっていきます。
しかも、それが途中で消えない。
女性だと知っている視聴者と、知らないジウン。
そのズレがあるまま恋が進んでいくから、『恋慕』のロマンスには独特の面白さがありました。
ストーリーも、二人のロマンスも楽しめた

男として生きるイ・フィの秘密に、王宮をめぐる陰謀。
そこにジウンとの恋が重なって、物語は最後まで飽きずに楽しめました。
それでも振り返ると、強く残っているのはやっぱり二人。
イ・フィとジウンが並ぶ姿が美しくて、二人の距離が近づいていくたびに目を奪われる。
ストーリーを追いながら、結局はこの二人をずっと見ていたかった。
そんなドラマだった気がします。
最後まで気持ちよく見届けられた
いろいろな秘密を抱えながら進んできた物語が、最後にどう着地するのか。
その終わり方まで好きでした。
切なさを残しすぎることもなく、かといって無理にきれいに収めたようにも感じない。
観終わったときに残ったのは、素直な満足感。
「終わり方も良かった」
当時の視聴メモに残したこの一言が、『恋慕』のラストにはいちばん合っています。
それも『恋慕』を完走した、十分な理由でした。
観終わったあとに残ったもの
長い物語を見届けたあとに残ったのは、思っていたよりも軽やかな満足感でした。
秘密を抱えて生きる苦しさも、宮廷の息苦しさもあったのに、最後まで観たあとは不思議と重くない。
ちゃんと最後まで見届けてよかった。
そしてやっぱり、思い浮かぶのは二人が並んでいる姿。
物語の余韻というより、あの美しい二人の残像が、静かに残る作品でした。
『恋慕』が刺さったなら、次はこれ
『雲が描いた月明り』
男装ヒロイン×宮廷ロマンスが刺さったなら。
同じく秘密を抱えたヒロインと世子の恋。
『恋慕』よりも軽やかに、胸キュン多めの時代劇を楽しみたいときに。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』
パク・ウンビンがもっと観たくなったなら。
凛々しく孤独なイ・フィから一転、まったく違う表情を見せるウ・ヨンウへ。
パク・ウンビンの演技に惹かれたあとだからこそ、その振り幅も楽しめます。

『赤い袖先』
美しい時代劇ロマンスから、もう少し切ないところへ行きたいなら。
恋をするだけでは自由になれない。
宮廷という場所で生きる二人の恋を、もう少し静かに、重く味わいたいときに。
韓国映画もオススメです

















