気づいたときには、もう遅い。
守ってきたはずのものが、全部こぼれ落ちていく。


Netflixシリーズ「ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語」
どんな人におすすめ?
- どんな人に向いてる?
-
- 人間ドラマをじっくり味わいたい
- リアルで少し苦い物語が好き
- 家族や仕事について考えさせられる作品が観たい
- 逆に、向いていない人は?
-
- スカッとする展開を求めている
- テンポの速いエンタメ作品が好き
- 主人公に共感できないと楽しめない
作品情報
・配信:Netflix
・配信日:2025年10月26日
・エピソード:全12話
・ジャンル:ドラマ
・監督:チョ・ヒョンタク
・脚本:ユン・ヘソン
・出演:リュ・スンリョン、ミョン・セビン、チャ・ガンユン、ユ・スンモク、ほか
あらすじ
50代のキム・ナクスは、大企業で働く中間管理職。
ソウルの自宅、妻と子供——誰が見ても「成功者」と言える人生を送っていた。
けれどその内側には、他人と自分を比べては焦り、
承認を求め続ける不安定な心があった。
役員昇進を目前にしながらも、
部下への冷たい態度と統率力の欠如によって、職場では徐々に孤立。
家庭でも、妻と息子との距離は広がっていく。
やがて仕事での致命的なミスをきっかけに、
築き上げてきた地位もプライドも崩壊。
すべてを失ったとき、ナクスは初めて——
「何のために生きてきたのか」と向き合うことになる。
見どころ
1. 容赦のない転落描写


中途半端に優しくしない。
だからこそ、リアルで刺さる。
2. “昭和的価値観”の解体


今もどこかに残っている価値観を、しっかり壊してくる。
3. 妻という存在の強さ


この物語の核。
彼女がいなければ、ただの絶望で終わっていた。
視聴方法
感想
正直、前半はずっとしんどい。
キム部長の言動は、いちいち古くて、
見ていてイライラするし、共感もしづらい。
いわゆる“昭和的な価値観”をそのまま引きずった人間。
でも、それがリアル。
どこにでもいそうで、
でも自分は違うと思いたい——そんな存在。
だからこそ、この物語は他人事じゃなくなる。
転落していく過程は容赦がなくて、
「ここまでやる?」って思うくらい、きっちり崩してくる。
でも、そのぶん——
再生の描き方が、静かに効いてくる。
特に印象に残るのは、退職後のシーン。
妻に対して、初めてちゃんと向き合って、
不器用に謝るキム部長。


あの瞬間、ようやく“肩書きじゃない人間”になる。
そして、何も言わずに抱きしめる妻。
このハグが、すべてだった。
責めるでもなく、突き放すでもなく、
ただ受け止める。
あの温度に、涙がこぼれる。
このドラマの本質
これは、成功者の転落の話じゃない。
“間違ったまま積み上げてしまった人生”を、
やり直せるのかという問い。
年齢も、地位も、プライドも関係なく、
人はいつからでも変われるのか。
その答えを、静かに差し出してくる物語。
まとめ
観終わったあと、少しだけ
自分の生き方を見直したくなる。
——あなたは、何を守って生きてる?


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