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韓国ドラマ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」レビュー|傷は消えない。でも、終わらせることはできるのか

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「許さなくていい。」

そう言われた気がした。

前を向くことだけが正解じゃない。
忘れることだけが救いじゃない。

心に残った傷を、なかったことにしなくてもいいのかもしれない――
そんな感情に触れるドラマでした。

復讐劇は数えきれないほどあるのに、「ザ・グローリー」は少し違います。
怒りをぶつける物語ではなく、長い時間をかけて冷たく積み上げられた“痛み”の物語。

ひとつひとつの伏線が無駄なく繋がっていく感覚が気持ちいい。
それなのに、観終わったあとに残るのは爽快感より、静かな重さでした。

 

韓国ドラマ ザ・グローリー レビュー
Netflix独占配信

 

目次

韓国ドラマ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」

どんな人におすすめ?

どんな人に向いてる?
  • スカッと系では終わらない復讐ドラマが好き
  • 人間の感情や心理戦をじっくり描く作品が好き
  • 伏線回収が気持ちいい作品を観たい
  • 重いテーマでも作品の完成度を重視したい
  • 観終わったあと余韻を引きずる作品が好き
逆に、向いていない人は?
  • いじめ描写が苦手
  • 軽く観られる作品を探している
  • 恋愛要素メインを期待している
  • 後味の軽いドラマが好き

作品情報

・配信:Netflix
・配信日:2022年12月31日
・シーズン:1~2
・エピソード:全16話
・ジャンル:復讐 / ヒューマンドラマ
・監督:アン・ギルホ
・脚本:キム・ウンスク
・出演:ソン・ヘギョ、イム・ジヨン、イ・ドヒョン、ヨム・ヘラン、パク・ソンフン ほか

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あらすじ

建築家を夢見ていたムン・ドンウンは、高校時代に壮絶ないじめを受け、
自主退学へ追い込まれます。

助けを求めても誰も手を差し伸べてくれない。
教師も大人も、見て見ぬふりをした世界。

人生を奪われた彼女が選んだのは、
「忘れること」ではなく「復讐すること」でした。

高校を去ってからの16年間。
ドンウンは感情を押し殺しながら、
人生のすべてを復讐のために費やします。

そして時は流れ、
加害者たちは何事もなかったように成功した人生を歩いていました。
結婚し、子どもを持ち、社会的地位も手にしている。

その前に現れたのが、自信に満ちた表情のドンウン。
かつて泣いていた少女はもういません。

静かに、冷たく、確実に。

長い時間をかけて準備された復讐が、少しずつ動き始めます。

 

視聴方法

「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」を観る|Netflix公式サイト

感想

このドラマが重く響く理由

復讐がテーマなのに、
本当に描いていたのは復讐そのものじゃない。

傷ついた人が、そのあとどう生きるのか。
その時間から、逃げなかったから。

ソン・ヘギョの“静かな怒り”が怖いほど伝わる

この作品で一番驚いたのは、ソン・ヘギョの表情でした。

静かに、
淡々と、
感情をぶつけることもしない。

なのに、目が離せない。

笑っているように見えるのに、
まったく笑っていない目。

少し口角が上がる瞬間。
静かすぎる声。

その全部に、16年分の時間が乗っている気がしました。
強い女性というより、壊れないように立ち続けた人。

だから観ていて、
苦しくなる。

悪役なのに、目が離せない

正直、ここまで強烈な悪役は久しぶりでした。

人を傷つける。
笑う。

何事もなかったように生きる。

そして、何も悪いと思っていない。

特にパク・ヨンジンは強烈です。

笑い方。
声のトーン。
見下ろすような目線。

画面に現れた瞬間、空気が少し変わる。

嫌いなはずなのに、
気づけば見てしまう。

こういうキャラクターがいる作品は強い。

復讐劇なのに、スカッと終わらない

ここが好きでした。

普通なら、悪人を倒して終わる。
でも「ザ・グローリー」は、その先を見ている気がします。

復讐が終われば、人は救われるのか。
傷は、本当に消えるのか。

その問いから逃げません。

だから観終わったあとも、気持ちよく終われない。

少し重くて。
少し苦しくて。

でも、その感情だけが静かに残る。

このドラマが長く残る理由

たぶん「いじめ」の話だけじゃないからだと思います。

誰かに傷つけられた記憶。
言えなかった言葉。
あのとき助けてほしかった気持ち。

きっと多くの人が、自分の過去を少し重ねてしまう。
だから復讐の物語なのに、他人事のまま観られませんでした。

そして途中から気づきます。
これは加害者への物語じゃなくて、
傷ついた人が、自分の人生を取り戻す物語だったんだと。

まとめ

何度も胸が苦しくなるし、
観る人によっては痛すぎるかもしれない。

それでも最後まで観てしまう。

気になっていたのは、
復讐の結果じゃなかった気がします。

ドンウンが、

その先で何を見つけるのか。

傷は消えない。

たぶん、
簡単には消えない。

でも人は、

その傷と一緒に生きていくことはできるのかもしれない。

観終わったあとに残ったのは、

復讐の爽快感じゃなくて、

静かな痛みでした。

 

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bee.
ブログ運営者
韓国ドラマ・韓国映画を中心にレビュー。
サスペンス、人間ドラマ、余韻の強い作品が好き。
日常的に韓ドラ・韓国映画を視聴中。

“なぜこの作品が刺さるのか”を言語化したくてブログを書いています。

一気見して眠れなくなった夜。
観終わったあともしばらく感情を引きずる作品。
そんな“余韻が残るドラマ”を中心にレビュー。

ネタバレはできるだけ避けつつ、
空気感、演出、感情の温度まで伝わるレビューを目指しています。
韓国ドラマ ザ・グローリー レビュー

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