韓国ドラマ『リセット~運命をさかのぼる1年~』レビュー|次が気になる。その連続で止まれない

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韓国ドラマ「リセット〜運命をさかのぼる1年」見どころレビュー

「1年前に戻れたら、何を変える?」

やり直せるなら、今度こそうまくいく。
後悔している出来事も、避けたかった未来も変えられる。

そんな希望から始まる“リセット”が、少しずつ不穏なものへ変わっていく。

誰が、なぜ。
何が起きているのか。

ひとつ分かったと思えば、また次の謎が現れる。
疑う相手も、見えていたはずの真相も、簡単には定まらない。

最後まで展開が読めない。

『リセット~運命をさかのぼる1年~』は、
その面白さを最後まで切らさず走り抜けるミステリーサスペンスです。

目次

どんな人におすすめ?

どんな人に向いてる?

先の読めないサスペンスが好きな人。伏線や謎が次々と出てきて、
「もう1話だけ」が止まらなくなるドラマを探している人。

じっくり人物の感情を追うというより、
展開の速さと予測できなさに振り回されたい人に向いています。

特に、二転三転する物語や
「誰を信じればいいのか分からない」感覚が好きなら、かなり入りやすい作品です。

逆に、向いていない人は?

穏やかな人間ドラマや、恋愛を中心にした物語を観たいときには少し違うかもしれません。

登場人物も多く、状況が次々と変化していくため、
何かをしながら気軽に観るより、物語に集中して追いかけたいタイプのドラマです。

こんな日に観てほしい

何か面白いドラマを観たい。
でも、ゆっくり物語が動き出すのを待つ気分ではない。

そんな日に。

ひとつの謎が次の謎を連れてきて、止めるタイミングをどんどん失っていく。

考えるより先に、次の話を押したくなる。

今日はサスペンスに全部持っていかれたい。
そんな夜にちょうどいい作品です。

作品情報

・配信日:2020年8月7日
・エピソード:全24話
・ジャンル:ミステリー/サスペンス/タイムリープ
演出:キム・ギョンヒ
・脚本:イ・ソユン、イ・スギョン
・出演:イ・ジュニョク、ナム・ジヒョン、キム・ジス、ヤン・ドングン ほか

※日本では原作『リピート』が、2018年に『リピート~運命を変える10か月~』としてドラマ化されています。韓国版では設定や展開に独自のアレンジが加えられています。

あらすじ

先輩刑事を事件で失い、失意のなかにいた刑事チ・ヒョンジュ。

一方、人気ウェブ漫画家のシン・ガヒョンは、不慮の事故によって車椅子での生活を送っていました。

そんな2人のもとに、精神科医イ・シンから奇妙な誘いが届きます。

それは、「現在の記憶を持ったまま、1年前に戻れる」というもの。

指定された場所には、同じ誘いを受けた人々が集まっていました。
それぞれの理由を抱えた参加者たちは、人生をやり直すため1年前へ“リセット”します。

過去を知っているなら、未来は変えられる。

そう思われたはずでした。

ところが、リセットした参加者たちの周囲で不可解な出来事が起こり始め、
やがてひとり、またひとりと命を落としていく。

偶然なのか。
それとも、リセットそのものに何か秘密があるのか。

ヒョンジュとガヒョンは真相を追い始めますが、
知れば知るほど、未来は予測できない方向へ動いていきます。

『リセット~運命をさかのぼる1年~』は、どこで観られる?

\ PrimeVideoで観る /

\宅配レンタルサブスク /

本作品の配信情報は2026年9月時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については配信サイトのホームページもしくはアプリをご確認ください。

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感想|最後まで展開が読めない。その速さに連れていかれる

「次が気になる」が、最後まで途切れない

出典:MBC

このドラマのいちばんの面白さは、とにかく先が読めないこと。

1年前に戻って人生をやり直す。

最初は、その設定そのものに惹かれます。
過去を知っているなら、失敗を避けることもできる。
起きる出来事を知っているなら、今度こそ違う人生を選べる。

でも、そんな単純な話では終わりません。

リセットした人たちの周りで、次々と不可解な出来事が起こり始める。

なぜ。
どうして、この人が。

ひとつの出来事について考えているうちに、また次が起こる。
少し真相に近づいたように見えたところで、新しい疑問が出てくる。

ずっとハラハラしっぱなし。

「ここまで観たら今日は終わり」が、なかなかできない。

次が気になる。
その次も気になる。

その繰り返しで、あっという間に完走しました。

1年前に戻れたら幸せになれる――その前提が少しずつ崩れていく

出典:MBC

“現在の記憶を持ったまま、1年前に戻れる”。

これだけ聞けば、かなり魅力的な話です。

事故を避けることもできる。
後悔した選択をやり直すこともできる。

未来を知っている側には、大きなアドバンテージがあるように見えます。

ところが、未来をひとつ変えた瞬間、その先はもう「知っている未来」ではなくなる。

ここが面白い。

人生をやり直せるという希望から始まったはずなのに、
物語が進むほど「未来を知っていること」が安心にはつながらなくなっていきます。

むしろ、次に何が起こるのか分からない怖さが増していく。

“リセット”という設定を、ただのタイムリープで終わらせない。

この仕掛けがあるからこそ、最後まで緊張感が落ちません。

全員が怪しく見えてくる

出典:MBC

同じ場所に集まり、一緒に1年前へ戻った人たち。

年齢も職業も、リセットした理由も違う。

最初はただ「同じ体験をした人たち」だったはずなのに、
不可解な出来事が続くにつれて、その関係が変わっていきます。

何かを隠しているのか。
偶然なのか。
この言葉を信じていいのか。

誰かひとりに疑いを向けて終わらないところが、このドラマの厄介なところ。

怪しいと思っていた人物の見え方が変わったかと思えば、今度は別の人物が引っかかる。

誰を信じればいいのか分からない。

視聴者もヒョンジュやガヒョンと一緒に、出てきた情報をひとつずつ拾っていくことになります。

だから、ながら見には向かない。

小さな違和感まで拾いたくなって、自然と画面から目が離せなくなります。

答えが見えそうになるたび、またひっくり返される

出典:MBC

サスペンスは、謎が長く続くだけでは途中で疲れてしまうことがあります。

『リセット』は、その停滞がほとんどありません。

謎を置くだけではなく、きちんと物語を動かす。
そして、何かが分かったところで終わらせず、そこからまた次へ進む。

「もしかして、こういうこと?」

そう考えた直後に、別の可能性が出てくる。

一度立てた予想を何度も組み直すことになるので、簡単にゴールが見えません。

最後まで展開が読めなかったのは、ただ意外な出来事が多いからではなく、
こちらが掴んだと思った情報を使って、また次の展開へ連れていく構成がうまいから。

次々と起こる出来事に追われながら、気づけばかなり深いところまで入り込んでいました。

タイムリープより、ミステリーの面白さが強く残る

出典:MBC

“1年前に戻るドラマ”と聞くと、タイムリープそのものが中心にある作品を想像します。

でも、実際に観て強く残ったのはミステリーとサスペンス。

過去へ戻ったことは物語の入口で、そこから始まる「なぜ?」のほうがどんどん大きくなっていきます。

なぜ、この人たちが集められたのか。
なぜ、こんなことが起きるのか。

そして、“リセット”には何が隠されているのか。

設定だけで引っ張るのではなく、そこから事件を広げていく。

だからタイムリープものが特別好きではなくても、
先の読めないサスペンスが好きなら入りやすい作品だと思います。

重すぎないのに、緊張感はずっと続く

出典:MBC

人が次々と不可解な出来事に巻き込まれていくので、扱っている内容自体は軽くありません。

それでも、重苦しさに沈んで進まなくなる感じはない。

事件が起こり、謎が増え、真相を追う。

物語が常に前へ動いているから、緊張感のほうが先に立ちます。

じっくり苦しさを味わうサスペンスではなく、
「何が起きているのか知りたい」という気持ちで走り続けるタイプ。

この速度感が、あっという間に完走できた大きな理由でした。

『リピート』を知っていても、韓国版として楽しめる

出典:ytb

原作は、乾くるみの小説『リピート』。

日本でも『リピート~運命を変える10か月~』としてドラマ化されています。

同じ原作を持つ作品ではありますが、
韓国版は独自の設定や展開が加えられているため、
単純に日本版をそのまま韓国ドラマに置き換えた作品ではありません。

そして『リセット』で特に強く感じるのは、やはりサスペンスとしての勢い。

リセットした。
事件が起きた。
犯人を探す。

そんな一直線の物語にはならず、次から次へと状況が変わっていきます。

原作を知っている人には違いを追う楽しさがあり、
知らない人なら、この先に何が待っているのか分からないまま入っていける。

どちらにしても、「次が気になる」を最後まで離さない。

そこが、このドラマの強さでした。

観終わったあとに残ったもの

大きな余韻に浸るというより、最後まで走り切った感覚。

あれだけ次々と出来事が起きたのに、途中で勢いが止まらない。

「次はどうなる?」

ずっとそれを追いかけていたら、終わっていた。

先が読めないドラマを観る面白さを、最後までしっかり味わえました。

『リセット~運命をさかのぼる1年~』が刺さったなら、次はこれ

『シグナル』

“過去と現在がつながることで、知っているはずの未来が変わっていく”感覚が刺さったなら。
過去と現在をつなぐ無線機から、未解決事件を追っていくサスペンス。時間を扱う設定だけでなく、「変えたことで何が起こるのか」という緊張感まで楽しめます。

『怪物』

“次の展開が読めない”をもっと浴びたいなら。
疑って、また疑う。人物の見え方が何度も変わり、簡単には真相を掴ませてくれません。『リセット』より重く、心理戦へ深く沈みたいときに。

『カイロス~運命を変える1分~』

スピードを落とさず、もう一本走りたいなら。
異なる時間を生きる男女がつながり、悲劇を変えようとするタイムクロッシング・サスペンス。『リセット』の「未来を変えたら、その先はどうなる?」という面白さが残っているうちに続けて観たい作品です。

 

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bee.
ブログ運営者
韓国ドラマ・韓国映画を中心にレビュー。
サスペンス、人間ドラマ、余韻の強い作品が好き。
日常的に韓ドラ・韓国映画を視聴中。

“なぜこの作品が刺さるのか”を言語化したくてブログを書いています。

一気見して眠れなくなった夜。
観終わったあともしばらく感情を引きずる作品。
そんな“余韻が残るドラマ”を中心にレビュー。

ネタバレはできるだけ避けつつ、
空気感、演出、感情の温度まで伝わるレビューを目指しています。
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