韓国ドラマ『イブの罠』レビュー|ソ・イェジの美しさに飲まれたら、ドロドロの沼だった

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復讐のために、13年。

人生を壊した巨大財閥へ近づくため、ひとりの男を誘惑する。

かなり重い復讐劇のはずなのに、
『イブの罠』を観始めて最初に持っていかれたのは、復讐でも財閥でもありませんでした。

ソ・イェジが、ただただ綺麗。

可愛いし、妖艶だし、何を着ても似合う。
笑っていても無表情でも、画面に現れるたびに目で追ってしまう。

もう、無敵。

そんなソ・イェジに見惚れているうちに、
財閥、不倫、嫉妬、執着、裏切りが絡み合うドロドロの世界へ。

ひとつ何かが起きれば、また次。

人間関係はどんどん濃くなって、感情もどんどん激しくなる。
「そこまでいく?」と思いながら、結局その先が気になる。

止めるタイミングがない。

『ペントハウス』系の濃い韓ドラが好きなら、この沼はかなり危険です。

 

 

目次

どんな人におすすめ?

どんな人に向いてる?

財閥、復讐、不倫、嫉妬、執着。

このあたりの言葉にちょっとでも惹かれるなら、かなり相性のいいドラマです。

特に『ペントハウス』のように、
華やかな世界の裏側で欲望と愛憎がどんどん暴走していく作品が好きな人。

冷静に考えれば「そこまでやる?」なのに、結局その先が気になって次の話を再生してしまう。

『イブの罠』にも、あの止めどきのなさがあります。

逆に、向いていない人は?

現実味のある静かな復讐劇や、緻密な心理サスペンスを求めているなら、
少し違うかもしれません。

感情表現はかなり激しく、人間関係も濃厚。
不倫や嫉妬、執着といった愛憎劇の要素もしっかり入っています。

リアリティを追いかけるより、

「そうそう、韓ドラのドロドロってこれ」

くらいの気持ちで飛び込んだ方が楽しめる作品です。

こんな日に観てほしい

今日は静かなドラマじゃ、ちょっと足りない。

人間関係がぐちゃぐちゃになって、誰かが怒って、誰かが嫉妬して、それでもまだ終わらない。

そんな濃さが欲しい日に。

今日はもう、ドロドロの韓ドラに溺れたい。

翌日の予定だけ確認して、1話目を再生した方がいいかもしれません。

止められなくなる可能性があります。

作品情報

・配信日:2022年7月21日
・エピソード:全16話
・ジャンル:復讐/サスペンス
・脚本:ユン・ヨンミ
・演出:パク・ボンソプ
・出演:ソ・イェジ、パク・ビョンウン、ユソン、イ・サンヨプ ほか

演出は『悪霊狩猟団:カウンターズ』のパク・ボンソプ、
脚本は『優しい魔女』などを手掛けたユン・ヨンミ。

『サイコだけど大丈夫』のソ・イェジが、家族を死に追いやった者たちへの復讐を胸に抱え、
13年もの時間をその準備に費やしてきたイ・ラエルを演じています。

あらすじ

韓国屈指の巨大財閥・LYグループ。

その代表カン・ユンギョムに、世間を騒がせる不倫スキャンダルが持ち上がります。

相手は、彼の部下の妻であり、娘が通う幼稚園の保護者でもあるイ・ラエル。

二人が出会ったのは3か月前。
幼稚園の行事でラエルを目にしたユンギョムは、その妖艶な魅力に惹きつけられていきます。

けれど、その出会いは偶然ではありませんでした。

ラエルは13年前から、この瞬間のために準備していたのです。

すべては、復讐のため。

家族と人生を壊した者たちへ近づくため、
ユンギョムを誘惑し、
その周囲の人間たちの懐へ少しずつ入り込んでいくラエル。

長い年月をかけて緻密に組み立てられた復讐計画。

しかし、人間の感情まで計画通りには動かない。

愛と憎しみ、嫉妬と執着が絡み合いながら、ラエルの人生を懸けた復讐が始まります。

 

視聴方法

Leminoで観る

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本作品の配信情報は2026年8月時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については配信サイトのホームページもしくはアプリをご確認ください。

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感想|見惚れて、呆れて、それでも次を押してしまう

ソ・イェジが、ただただ可愛い、綺麗、無敵

出典:TVN

このドラマについて何から書こうとしても、結局ここへ戻ってきます。

ソ・イェジが綺麗。

本当に、ずっと見ていました。

ラエルは復讐のために男を誘惑する女性だから、美しさそのものがひとつの武器になっています。
衣装もメイクも華やかで、ドレスもかなり強い。

でも、負けない。

むしろ全部ひっくるめて、ラエルになる。

可愛い顔をしているのに妖艶で、
静かに相手を見ているだけなのに何を考えているのか分からない怖さもある。
笑えば柔らかいのに、その奥にはずっと何かがある。

その振れ幅ごと、目で追ってしまいました。

無敵。

たぶん『イブの罠』を観ている時間のかなりの部分、復讐よりソ・イェジを見ていました。

でも、それでいい。

ラエルにとって美しさは飾りではなく、13年間かけて作り上げた復讐の一部だから。

見惚れてしまうこと自体が、このドラマへ入り込む入口になっていました。

ドロドロが始まると、もう止めどきがない

出典:TVN

ソ・イェジに見惚れていたら、いつの間にか話はとんでもなく濃くなっていました。

財閥の権力争いがあって、
不倫があって、
嫉妬があって、
執着があって、
復讐がある。
しかも、ひとつが落ち着くのを待ってくれない。

誰かが動けば、別の誰かが怒る。
誰かが奪おうとすれば、奪われまいとする人がさらに動く。
そして、またこじれる。

また何か起きる。

また揉める。

なのに、次が観たい。

止めどきがない。

ここは静かに味わうところじゃありません。

勢いに乗ったら、そのまま行く。

現実だったら勘弁してほしいのに、ドラマならもっとやってほしい。
この振り切り方が面白くて、気づけば完全にこの世界の温度で観ていました。

上品にまとめる気なんて、たぶん最初からない。

ちゃんとドロドロ。

それがいい。

『ペントハウス』好きなら、この感じはたぶん分かる

出典:TVN

観ながら何度も浮かんだのが『ペントハウス』でした。

物語そのものが似ているわけではありません。

似ているのは、欲望にブレーキがないところ。

お金もある。地位もある。普通なら十分すぎるほど持っている。

それでも足りない。

もっと欲しい。

奪われたくない。

自分だけを見てほしい。

そんな感情が少しずつ膨らんで、理性より大きくなっていく。
だから人間関係は当然ぐちゃぐちゃになるし、誰かが止めようとしても、もう止まらない。

観ている側は、

「また始まった」

と思う。

でも、

「で、次は?」

となる。

ここが似ていました。

『ペントハウス』を観ながら登場人物に呆れて、腹を立てて、
それでも再生ボタンを押し続けた人なら、この感じはかなり分かると思います。

理性より、続きが勝つ。

『イブの罠』も、そっちです。

ラエルだけでは、このドロドロは完成しない

出典:TVN

ソ・イェジにどうしても目がいくけれど、
このドラマを愛憎劇として濃くしているのはラエルだけではありません。

ユソン演じるハン・ソラ。

この人が強烈。

ラエルが静かに相手へ近づいていくのに対して、ソラは感情を隠さない。
嫉妬するし、怒るし、執着する。自分のものを奪われそうになれば、さらに激しくなる。

ラエルの静かな怖さと、ソラの爆発する怖さ。

温度がまったく違う二人がぶつかるから、物語がどんどん熱くなっていきます。

どちらも引かない。

だから終わらない。

その間にユンギョムがいて、さらに感情が絡まっていく。

ほどけるどころか、

もっと絡まる。

ここまでくると、もう沼でした。

深く考えるより先に、次を押していた

出典:TVN

ラエルが13年間抱えてきた復讐には、もちろん重さがあります。

家族を壊され、その長い時間を復讐の準備に使ってきた。

そこだけを見れば、かなり重い物語です。

でも今回、それ以上に強かったのは、

面白くて、止められなかったこと。

ソ・イェジに見惚れて、ドロドロが始まって、誰かがまた暴走する。

「どうなるの?」

次へ。

また何か起きる。

次へ。

もう一話。

もう一話。

そして、

2日で完走。

ドラマの感想って、必ずしも深い言葉にしなくてもいいのかもしれません。

どれだけ考えさせられたか。

どれだけ泣いたか。

どれだけ重い余韻が残ったか。

それだけが、作品にのめり込んだ証拠ではない。

「次が観たい」がずっと続く。

その勢いだけで最後まで連れていかれる作品もある。

『イブの罠』は、まさにそんなドラマでした。

観終わったあとに残ったもの

あれだけ復讐して、

あれだけ嫉妬して、

あれだけ人間関係がぐちゃぐちゃになったのに。

観終わったあと、一番強く残ったのは、その重さではありませんでした。

ソ・イェジ、綺麗だったな。

ドロドロだったな。

面白かったな。

そして、

よく2日で観たな。

そんな、妙に軽い余韻。

でも、それがこの作品には合っている気がします。

何日も引きずるわけではない。

人生について考え込むわけでもない。

ただ、観ているあいだは完全に捕まっていた。

面白くて、止められなかった。

結局、それがいちばん残りました。

『イブの罠』が刺さったなら、次はこれ

『ペントハウス』

高級タワーマンションを舞台に、富、欲望、嫉妬、復讐が絡み合っていく『ペントハウス』

物語は違っても、登場人物たちの感情にブレーキがなくなっていく感じは、
『イブの罠』とかなり近いものがあります。

誰かが仕掛ければ、誰かがやり返す。

そこで終わるかと思えば、終わらない。まだいく

「もう十分でしょ」と思いながら、その先が気になってしまう。

『イブの罠』のドロドロを楽しめたなら、次に飛び込むにはぴったりの沼です。

『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』

同じ復讐でも、『イブの罠』とはかなり温度が違います。

長い時間をかけて準備し、自分の人生を懸けて復讐相手へ近づいていく。

その執念には通じるものがありますが、『ザ・グローリー』はもっと冷たい。

派手に感情をぶつけるのではなく、静かに、ひとつずつ逃げ道を塞いでいく。

ラエルの13年越しの復讐に惹かれたなら、今度はもっと冷たく、重い復讐へ。

『サイコだけど大丈夫』

『イブの罠』を観終わって、結局、ソ・イェジが一番残った」となったなら、
次は『サイコだけど大丈夫』。
派手なファッションも、強烈な存在感も、ひと目で空気を変えてしまうところも健在。

でも、イ・ラエルとはまったく違います。
ラエルのように感情を内側へ隠すというより、コ・ムニョンはもっと剥き出し。

強くて、わがままで、危うい。それでも、目が離せない。

『イブの罠』でソ・イェジに見惚れたなら、そのまま追いかけたくなる一本です。

『イッキ見しちゃう韓国ドラマ10選』

1話だけ。

そう思っていたのに、

もう1話。

あと1話。

気づけば、2日で完走。

『イブの罠』で一番残ったのが、この止められなさだったなら。
次の一本は、「イッキ見しちゃう韓国ドラマ」へ。

考えるより先に、再生ボタンを押してしまう。そんな韓ドラを集めています。

 

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bee.
ブログ運営者
韓国ドラマ・韓国映画を中心にレビュー。
サスペンス、人間ドラマ、余韻の強い作品が好き。
日常的に韓ドラ・韓国映画を視聴中。

“なぜこの作品が刺さるのか”を言語化したくてブログを書いています。

一気見して眠れなくなった夜。
観終わったあともしばらく感情を引きずる作品。
そんな“余韻が残るドラマ”を中心にレビュー。

ネタバレはできるだけ避けつつ、
空気感、演出、感情の温度まで伝わるレビューを目指しています。
韓国ドラマ「イブの罠」見どころレビュー

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